Menu

焼酎ができるまで

Home
  • 高田酒造について

焼酎ができるまで

球磨焼酎に込める想い

球磨焼酎に込める想い

こちらのページでは【高田酒造場】で球磨焼酎ができるまでの一連の流れをご紹介しようと思います。
球磨焼酎とは、米のみを原材料とし、人吉球磨の地下水で仕込んだもろみを使い、人吉球磨で蒸留、瓶詰めされた焼酎のことを指します。
平成7年に、世界貿易機関によって地名を冠することを認められ、世界的なブランドの一つになりました。
中でも【高田酒造場】では球磨焼酎の蔵元では唯一の『花酵母』を使った焼酎造りで個性を発揮しています。
現在は男性だけでなく、女性の皆様にも焼酎を楽しんでいただけるように、熊本県産の果物を使ったリキュールの生産も行っています。
『伝統と革新』、地域の文化を育んできた球磨焼酎への想いと、ふるさとへの想いを歴史の背景と併せて、皆様に味わっていただけるよう、心を込めて焼酎を造っております。
>>【高田酒造場】インタビューの様子はこちら

高田酒造場の焼酎造りの工程を簡単にご紹介します。
焼酎造りは、「精米」→「蒸し」→「仕込み(一次仕込み・二次仕込み)」→「蒸留」→「貯蔵・熟成」の工程に分けられ、行われます。

精米

精米

まずは、吟味された熊本産の原料米(写真は熊本県産・ヒノヒカリ)を精米、球磨焼酎という伝統ある焼酎を生み出すために丁寧に磨き上げます。
様々な銘柄の酒に応じた原料米を、最も味わいの出る状態に精米していきます。
それは、永年の経験に裏打ちされた作業で、職人たちの心を込めた焼酎造りの幕開けでもあります。

熊本県産ヒノヒカリ 洗米 水切り

蒸し~冷却~麹造り

蒸し~冷却~麹造り

精米された熊本県産の原料米を水切りし、蒸しにかけます。
まるで温泉のように白い湯気が立ちこめ、米の放つ甘い香りが酒蔵の中に溢れます。
石蔵の蔵室に蒸した米を移した後、唯一の換気口である天窓で、山から吹く自然の風を取り入れながら冷まし、次の種つけ・麹造りの段階に進みます。
麹造りの作業も、ドラム式の製麹機を使うのではなく、手造りにこだわり、今でも人の手で丹念に行っています。

麹室 自然冷却 種つけ・麹造り

仕込み(一次仕込み・二次仕込み)

仕込み(一次仕込み・二次仕込み)

蒸米と麹をあわせたら、タンクの中で発酵を促し、酵母を大量に培養します。
でんぷんの糖化とアルコール発酵を併せて進行させていきます。
おいしい球磨焼酎になるためには、この工程がもっとも重要な時間で、作業は温度管理が非常に重要なため、常に監視を続ける必要があります。
決して急がず、日々変わりゆくタンクの中を、厳しい目で見つめています。

カメ(甕) 仕込み 熟成

蒸留

蒸留

二次仕込みによってできたもろみを蒸留器で蒸留していきます。
蒸留機に移すと、そこには無色透明の液体が、ゆるやかにできていきます。
まさに、伝統の技術と魂の結晶、球磨焼酎ができ上がる瞬間です。

貯蔵

貯蔵

でき上がった焼酎は、まだ蒸留後特有の匂いが残っているため、銘柄によって、樽やほうろうタンク・カメ等に移され、しばしの間眠りにつき、貯蔵・熟成の期間に入ります。
静かに眠る酒樽が重なり合う姿はまさに壮観です。
製品によっては、ここで10年から20年もの間寝かせることもあります。
この工程を踏むことで、深みがあり、まろやかでコクのある焼酎を造り出すことができます。

ほうろうタンク 石蔵01 石蔵02
以上の工程を経て、焼酎は皆様のお手元へ届けられます。
ご紹介したのは、高田酒造場の一般的な流れですが、焼酎は「主原料」「製造工程」「熟成期間」などによって、様々な味わいを生み出せるお酒です。
これからも、皆様にご満足いただける焼酎造りができるように、日々精進して参ります。