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蔵元のポリシー

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  • 高田酒造について

蔵元のポリシー

できるだけ自然のままに

できるだけ自然のままに

【合資会社高田酒造場】は日本三大急流の一つ、球磨川の近くにある小さな蔵元です。
焼酎は全て手造りで、昔ながらの石蔵の麹室、カメ仕込みを受け継ぎ、こだわりの少量生産を守っています。

私たちの焼酎造りの基本は『できるだけ自然のままに』です。
仕込み水は良質な地下水のほか、海抜1,000mの山奥に湧く岩清水を使っています。
また、仕込み蔵に入る山からの風、カメを微妙に冷やす地下水、周りの自然環境もここだけの焼酎を演出しています。

原料の米にもこだわり、アイガモ農法の無農薬米や自家栽培の山田錦(酒米)を使用、さらに、酒類業界で話題の野生の花酵母を採用した球磨焼酎が、次々とここ【高田酒造場】から生まれています。

高田酒造場のこだわり

良質な水質を誇る人吉球磨の水

良質な水質を誇る人吉球磨の水

熊本県・人吉球磨の水はもともと良質な水質を誇る水です。

香り高い米焼酎を仕込むにあたって、この地下水の他にいくつかの山清水を試した結果、九州の秘境・五木村の「アポロ峠」の山清水に行きつきました。
熊本県五木村のアポロ峠(標高1,000m)に湧き出る山清水を、往復2時間半かけて汲みに行き、仕込み水に使用しています。

各銘柄にあわせて厳選した米を使用

各銘柄にあわせて厳選した米を使用

使用する原料の米もすべて安全な地元産です。
地元産のあさぎり米(ヒノヒカリ)やアイガモ農法で栽培した無農薬米、米の精白度も上げ、丸くなるほど磨き上げた米など、各銘柄にあわせて厳選した米を使用しています。

【高田酒造場】の球磨焼酎は、普段食べる米と比べても、さらに高品質の米を贅沢に使った純米焼酎です。

原料だけでなく、環境にもこだわる

原料だけでなく環境にもこだわる

これらのこだわりは、水や米という原料だけでなく、【高田酒造場】は環境にもこだわります。
麹室(こうじむろ)は【高田酒造場】のシンボルとも言える創業以来の石蔵です。
換気は天窓のみで行い、石蔵の蔵室には山からの自然の風が流れ込みます。
麹造りの作業も、ドラム式の製麹機を使うのではなく、今でも人の手で丹念に造っています。
仕込みに使うカメも、地下の水脈により絶妙に冷やされることで【高田酒造場】の焼酎をさらに美味しくしています。
私たちの球磨焼酎は自然の恩恵を受けて造るので、出来栄えも微妙に違っています。
それを加味しながら、これまで培った経験と技で伝統の球磨焼酎を完成させています。

仕込み蔵

仕込み蔵

【合資会社高田酒造場】が創業100年を迎える時に新しく建替えた仕込み蔵は、鉄骨でありながらも木の温もりのある蔵となっています。地中に埋め込まれたカメ(甕)は現在も昔の蔵の配置のまま使用しています。

カメ(甕)

カメ(甕)

創業以来伝わるカメ(甕)は100年以上たった今も受け継ぎ、仕込みに使われており、深さも大きさも様々です。地下の伏流水も関係していると思いますが、カメによって発酵が早いものや遅いものもあります。

麹室(こうじむろ)

麹室(こうじむろ)

【高田酒造場】の麹室(こうじむろ)は伝統で引き継がれる石蔵の中に造られています。ドラム式の製麹機を使うのではなく、『できるだけ自然のままに』にこだわり、今でも人の手で心を込めて丁寧に造っています。

蔵への想い

蔵への想い

左図は【高田酒造場】の近景です。
右が仕込み蔵、左にあるのが石蔵です。

【高田酒造場】の歴史を刻む「蔵」は、100年の歴史を終え、平成15年に新しく生まれ変わりました。
これまで同様、新しい仕込み蔵も地下の水脈、蔵に入る空気の流れなどをしっかりと受け継いでいます。
次の100年・200年後にバトンを渡す中間走者として、この蔵とともに、これからも楽しみを分かち合いたいと考えています。

高田酒造のマメ知識

  • 石蔵

    熊本県で最も古いといわれる【高田酒造場】の石蔵です。高田酒造場の焼酎の熟成に欠かせない、歴史を刻んできたシンボルの一つです。

  • 樫樽

    石蔵の中には、コニャック樽、シェリー樽、スコッチ樽など5種類の樫樽が置かれ、【高田酒造場】の焼酎が熟成されています。

  • 岩清水

    海抜1,000mの山頂近くの岩清水はアポロ峠の奥に分け入り、仕込み水として汲んでいます。崖っぷち車幅ぎりぎりの道の先にあります。

  • アポロ峠

    アポロ11号の月面着陸とほぼ同じタイミングで、工事作業用のブルドーザーが峠に到着したことからアポロ峠と名付けられました。